〔東京株式〕下値模索=一時1300円超安(4日後場中盤) 2025年04月04日 13時51分
(13時35分)日経平均株価は一段と下げ幅を広げ、一時前日比1300円超安まで下押した。下値模索の展開を強いられている。
半導体関連株などが下げを加速させている。市場関係者からは「週末を控え米国への報復関税などの影響を見極めたいのだろう」(中堅証券)といった声が聞かれた。
(後場寄り)後場の日経平均株価は、前日比975円57銭安の3万3760円36銭と前場終値から下落幅を拡大して始まった。後場寄り付き直後には一時1100円超まで下げ幅を拡大。前場に続き、リスク回避姿勢が強く幅広い業種が売られている。
(前引け)【プライム】午前の日経平均株価は前日比917円75銭安の3万3818円18銭と大幅続落した。トランプ米政権が発表した相互関税で世界経済減速への警戒感が高まり、リスク回避の動きからほぼ全面安。昨年8月以来となる3万4000円割れとなった。東証株価指数(TOPIX)は、90.65ポイント安の2477.96。
91%の銘柄が値下がりし、9%が値上がりした。出来高は15億1345万株、売買代金は3兆2400億円。
業種別株価指数(33業種)は石油・石炭製品、非鉄金属、銀行業などが下落。医薬品、陸運業、不動産業などが上昇した。
【スタンダード】スタンダードTOP20は大幅安。出来高2億4035万株。
【グロース】グロース250とグロースCoreはともに大幅続落。
(10時05分)日経平均株価は寄り付き後に徐々に下げ幅を拡大。一時前日比900円超下落し、取引時間中として昨年8月以来となる3万4000円台を割り込んだ。
米株安を受けた半導体関連株が下げを主導。金利低下を受けて銀行株も売られている。一方で陸運など内需関連株は買われている。
(寄り付き)日経平均株価は前日比431円27銭安の3万4304円66銭と下落して始まった。トランプ米政権の相互関税で大幅安となった米国株式市場の流れを引き継ぎ、売りが先行している。