〔東京外為〕ドル、147円台後半=調整買いで上昇(22日午後3時) 2025年07月22日 15時10分
22日午後の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、ポジション調整などの買いが広がり、1ドル=147円台後半に上昇した。午後3時現在は、147円76~77銭と前日(午後5時、148円76~77銭)比1円00銭の大幅ドル安・円高。
22日の東京早朝は147円40銭前後で推移。午前9時すぎには、日経平均株価の上げ幅が400円超に達したことがドル買いを誘い、147円70銭台に上値を伸ばした。ただ、その後は日経平均の上昇一服を受けてドル円は失速、正午に向けては147円40~60銭台に伸び悩んだ。
午後に入ると調整買いが増加し、じりじりと水準を切り上げる展開に移行。午後3時前には147円80銭台に値を上げた。市場関係者は「値頃感から買い戻されたが、147円台での推移にとどまっており、様子見に近い」(外為仲介業者)と説明していた。
市場では「日本の参院選の結果を受けた反応は21日で終わった」(国内銀行)と観測されており、目先のドル円の動きについては「147円台を中心としたレンジ相場になる」(別の国内銀行)と予想されている。
ユーロは正午に比べ対円で小幅上昇、対ドルで小動き。午後3時現在は、1ユーロ=172円69~70銭(前日午後5時、173円01~04銭)、対ドルでは1.1685~1686ドル(同1.1628~1629ドル)。