イスラエル、祝祭で月内反撃見送りか=イラン攻撃は「誤算」―米報道 2024年04月18日 20時53分
【カイロ時事】米ABCテレビ(電子版)は18日、イランによる大規模攻撃を受けたイスラエルの報復について、22日から約1週間続くユダヤ教の重要な祝祭「過ぎ越しの祭り」が終わるまでは実施する可能性が低いとの見方を伝えた。米政府高官が語った。
イスラエルが対抗措置に出れば、中東情勢の一層の不安定化は避けられないため、各国はイスラエルに自制を要求。しかしネタニヤフ首相は「われわれは自ら決定を下す」と述べ、他国の干渉を退けている。イスラエルは、イランへの反撃を2回延期したと報じられている。
イランは、1日の在シリア・イラン大使館への空爆をイスラエルが実行したと断定し、前例のない同国への直接攻撃に踏み切った。米ニューヨーク・タイムズ紙は、米当局者の話として、イスラエルはイランが大使館空爆に強く反応するとは想定せず、「ひどい誤算」をしていたと伝えた。