米グーグル、生成AI部門強化=基礎研究、安全対策も統合 2024年04月20日 05時51分
【シリコンバレー時事】米グーグルは19日、AI(人工知能)の開発・研究部門をさらに強化すると発表した。昨年再編した「グーグル・ディープマインド」に、基礎研究などを担う「グーグルリサーチ」で関連分野に携わる人員を集約する。生成AIの開発を加速させ、激化する競争を勝ち抜く狙い。
ピチャイ最高経営責任者(CEO)が従業員に宛てたメモを公開した。対象は量子などを活用した演算処理システムや機械学習などの研究者。ピチャイ氏は「これらの業務全てをディープマインド傘下に収め、利用者、顧客に有能なAIを提供する能力を拡大する」と述べた。
生成AIの安全対策を担ってきた「責任あるAI」チームもディープマインドに合流。これにより、説明責任の明確化や利用者からの反応を踏まえた製品改善の円滑化も図る。