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　【北京、ベルリン時事】中国の習近平国家主席は９日、欧州歴訪３カ国目のハンガリーで、オルバン首相と会談した。経済協力のほか、ロシアが侵攻するウクライナ情勢についても意見を交わしたとみられる。中国は欧州連合（ＥＵ）内で親中派のハンガリーと連携を深めて、ＥＵが対中強硬姿勢に傾くのを防ぎたい考えだ。
　習氏はこれに先立ち、シュヨク大統領と会談。中国外務省によると、両国関係を「最良の時期にある」と称賛した。ハンガリーが７月からＥＵ議長国を務めることに触れつつ、「中国とＥＵの安定的で健全な発展」に期待感を表明した。
　シュヨク氏は、中国の巨大経済圏構想「一帯一路」を通じた恩恵に謝意を示し、「世界的課題の解決と陣営対立の防止」に向けた習氏の指導力を評価した。