ガザ休戦交渉、合意なく終了=イスラエル首相「単独でも戦う」 2024年05月10日 08時35分

9日、パレスチナ自治区ガザ最南部ラファで、避難する人々(EPA時事)
9日、パレスチナ自治区ガザ最南部ラファで、避難する人々(EPA時事)

 【カイロ時事】パレスチナ自治区ガザで交戦するイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘休止と人質解放を巡る交渉は、双方の代表団が9日、間接的に交渉していたエジプトの首都カイロを離れ、合意に至ることなく終了した。エジプトメディアが報じた。米国はイスラエルに自制を求めているが、同国のネタニヤフ首相は「単独でも戦う」と述べ、ガザ最南部ラファへの地上作戦を強行する構えを示している。
 間接交渉では、戦闘終結を求めるハマスと、一時的な戦闘休止を主張するイスラエルの溝が埋まらなかったとみられる。イスラエルはハマスが「受け入れた」と表明した休戦案に対する反対意見を仲介国のエジプトなどに提出。カイロでの交渉終了後も、仲介国は妥結に向けて調整を続けている。 

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