硬い表情、無言貫く水原被告=現場混乱で転倒するカメラマンも 2024年05月15日 07時17分

 久々に公の場に姿を現した水原一平被告は、こわばった表情で前方の一点を凝視し、詰め掛けた報道陣の問い掛けには無言を決め込んだ。黒のスーツと白いワイシャツを着用して出廷。前回の入廷時にはめられていた足かせは、今回は確認できなかった。
 約4分間の罪状認否で、女性判事から「内容を理解しているか」などと問われると「はい」と返答。罪を認めるか聞かれた際には「無罪です」ときっぱり述べた。
 この日は裁判所側が報道陣を法廷に入れないと決定した。記者らが急きょ反対の署名を集めたものの覆らず。報道陣は隣の部屋で待機させられ、音声のみ流される形となった。
 前回は裏口からの出入りだったが、今回は弁護士と共に正面玄関を使用した。集まった80人に及ぶメディア関係者が水原被告を取り囲む混乱のさなか、階段につまずいてテレビカメラを落とすカメラマンもいた。 

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