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　【ニューヨーク時事】ロイター通信は１４日、北朝鮮が暗号資産（仮想通貨）取引所から盗んだ１億４７５０万ドル（約２３０億円）相当について、匿名性を高めるサービス「ミキシング」を使って今年３月に資金洗浄していたと報じた。４月末で事実上廃止された国連の専門家パネルが今月１０日、安保理制裁委員会に報告したという。
　分析会社などの情報をまとめた報告によると、北朝鮮は昨年末、取引所ＨＴＸから暗号資産を窃取。ミキシングの大手業者「トルネード・キャッシュ」を通じて資金洗浄し、追跡を困難にしたという。この業者は２０２２年、北朝鮮ハッカーにサービスを提供したとして米財務省の制裁対象に指定されている。