仏総選挙で決選投票=極右、第1党の勢い 2024年07月07日 15時25分
【パリ時事】フランスで7日、国民議会(下院、定数577)選挙の決選投票が行われた。即日開票され、深夜(日本時間8日午前)にも大勢が判明する。事前の世論調査では、マクロン大統領の中道与党連合が6月の欧州連合(EU)欧州議会選に続き敗色濃厚だ。反移民の極右野党・国民連合(RN)は第1党の座をうかがう勢いだが、過半数(289)には届かないとみられている。
欧州議会選での与党の敗北を受け、マクロン氏が解散・総選挙を決断した。6月30日の第1回投票では76選挙区で過半数を得票した候補の当選が決定。残る501選挙区は当選者がおらず、第1回投票の上位候補が決選投票に進出した。
2~5日に実施された7件の調査によると、主要陣営の予想獲得議席はRNが170~240(改選前88)でトップを走り、社会党などの左派野党連合が145~200(同149)で猛追する。与党は95~160(同250)と議席を大幅に減らし、第3勢力に後退する見込みだ。