バイデン氏、改めて継戦意欲=民主党内、撤退要求続く―米大統領選 2024年07月08日 06時20分
【ワシントン時事】11月の米大統領選に向け、民主党のバイデン大統領(81)は7日、激戦州の東部ペンシルベニア州で選挙戦の継続を改めて強調した。しかし、強まる高齢不安に民主党内では撤退要求が収まっておらず、先行きに不透明感が漂っている。
バイデン氏はペンシルベニア州の2カ所でイベントに出席。フィラデルフィアの教会での演説では「われわれは再び米国を団結させなければならない。それが私の目標だ」と訴え、大統領選の勝利に意欲を示した。
バイデン氏は9日からワシントンで北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席し、11日には記者会見も予定している。ホワイトハウスによると、バイデン氏はさらに、共和党が全国大会を開く15日から南部テキサス州、西部ネバダ州で連日の遊説に乗り出す。高齢不安を払拭する狙いがあるが、失態を演じれば命取りとなるリスクもはらむ。