ポリオ接種でガザ戦闘休止=イスラエル、ハマスが合意―WHO 2024年08月30日 05時07分

29日、ニューヨークで、パレスチナ自治区ガザ情勢に関し、ビデオを通じ世界保健機関(WHO)高官の話を聞く国連安保理の各国代表ら(AFP時事)
29日、ニューヨークで、パレスチナ自治区ガザ情勢に関し、ビデオを通じ世界保健機関(WHO)高官の話を聞く国連安保理の各国代表ら(AFP時事)

 【ニューヨーク時事】世界保健機関(WHO)は29日、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が続くパレスチナ自治区ガザで、ポリオの予防接種を実施するため、戦闘を一時休止することで双方と合意したと発表した。予防接種は10歳未満の子供約64万人を対象に9月1日から開始する。
 ガザからオンラインで記者会見したWHO高官によれば、ガザ中部、南部、北部の順にそれぞれ3日間戦闘を休止する。必要であれば期間を延長するという。WHOは接種を2回行う計画で、ガザには既に126万回分のワクチンが到着した。
 ハマス幹部はロイター通信に「接種を確実に行うため、国際機関と協力する用意がある」と述べ、発表を歓迎した。 

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