合意なければ「措置表明も」=米の鉄鋼関税上げに―メキシコ大統領 2025年06月05日 07時01分
【サンパウロ時事】メキシコのシェインバウム大統領は4日、米国が鉄鋼・アルミニウムの追加関税を50%に引き上げたことに関し、対米交渉で合意が得られなければ、来週に何らかの措置を表明すると警告した。米国と自由貿易協定を結んでいるメキシコに対しては「法的根拠がない」ためだという。
メキシコのエブラルド経済相が6日、米ワシントンで米国との貿易交渉に臨む予定だ。シェインバウム氏は記者会見で、関税引き上げがメキシコの業界に「大きな影響」を与えると指摘。措置を講じるのは「報復のためではなく、業界や雇用を守るためだ」と述べた。