台湾総統、軍事パレード批判=野党も「共産党が歴史改ざん」 2025年09月03日 19時09分

 【台北時事】台湾の頼清徳総統は3日、「台湾は平和記念のために武器は持たない」とSNSに投稿し、中国が同日行った軍事パレードなどの「抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利80周年」記念式典を批判した。中国を念頭に「ファシズムの定義は極端な民族主義、幻の大国復興追求、言論統制、指導者崇拝など幅広い」と皮肉も交えた。
 台湾最大野党・国民党の朱立倫主席(党首)も3日の会議で、日中戦争に関し「中国共産党も参加したが主戦場ではなく、国民党が勝利を主導した史実の歪曲(わいきょく)を許さない」と強調。「共産党は絶えず歴史を改ざんし、抗日戦争を主導したと言うが、完全に事実と異なる」と非難した。 

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