対イラン制裁巡り安保理採決へ=中ロ提出の延長案 2025年09月26日 10時03分

【ニューヨーク時事】国連安保理は26日午後(日本時間27日未明)、イラン核合意を巡る会合を開き、対イラン国連制裁の復活阻止を狙う中国とロシアが提出した決議案の採決を行う。ただ、採択に必要な9カ国以上の賛成が集まるかは不透明な情勢だ。
2015年の核合意を受け、イランへの国連制裁は停止された。一方、合意には10年以内にイランが重大な違反をした場合に制裁を再開できる「スナップバック」と呼ばれる規定がある。決議案はこの期限を来年4月18日まで半年間延長するもの。
英仏独は8月末、スナップバックの手続きに着手した。イラン側に国際原子力機関(IAEA)による核査察などに応じるよう求めているが、歩み寄りが実現しなければ、米東部時間27日午後(日本時間28日午前)に制裁が再発動する。