収益分配制度で7社と提携=AI検索の米パープレキシティ 2025年10月03日 16時26分

【シリコンバレー時事】生成AI(人工知能)検索サービスの米新興パープレキシティは2日までに、同社の新たな報道機関向け収益分配プログラムについて、米CNNなど7社と提携したと発表した。パープレキシティのAI検索を通じた記事の閲覧回数などに応じ、収益が分配される仕組みだ。
提携先はCNNのほか、米紙ワシントン・ポストやロサンゼルス・タイムズ、仏紙ルモンド、米誌フォーチュンなど。月額5ドル(約740円)の新有料サービス「コメットプラス」で得られた収益の8割を、記事の表示回数などに応じて提携する報道機関やジャーナリストに分配する。
パープレキシティのAI検索は、インターネット上に公開された記事や資料を読み込んで要約するなどし、高精度な回答を示すが、「コンテンツへのただ乗り」との批判があった。日本では8月、読売新聞東京本社などや日本経済新聞社、朝日新聞社が著作権を侵害されたとして損害賠償を求めて提訴している。