独仏ポーランド、ガス禁輸前倒し支持=EUの対ロシア追加制裁案 2025年09月30日 06時12分

 【ベルリン時事】ドイツとフランス、ポーランドの外相は29日、ワルシャワで会談し、欧州連合(EU)欧州委員会が提案しているロシアへの追加制裁案を支持する方針で一致した。制裁案はウクライナ侵攻の資金源を断つ狙いで、ロシア産液化天然ガス(LNG)の禁輸措置の2027年1月への1年前倒しのほか、ロシア石油大手や輸送に使われる「影の船団」に対する制裁が含まれている。
 独仏ポーランド外相は会談後の共同声明で「ロシアの侵攻は、われわれをひるませるものではなく、団結を強めるだけだ」と強調した。トランプ米大統領はEUにロシア産エネルギーの輸入停止を要求している。一方、EU内ではロシアに融和的なハンガリーやスロバキアが制裁案に反対している。 

海外経済ニュース