米和平計画への同意迫る=仲介国、ハマス指導部と会談―報道 2025年10月01日 14時06分

カタールのムハンマド首相兼外相=9月9日、ドーハ(AFP時事)
カタールのムハンマド首相兼外相=9月9日、ドーハ(AFP時事)

 米ニュースサイト「アクシオス」は9月30日、トランプ米大統領が先に示したパレスチナ自治区ガザの和平計画を巡り、停戦交渉を仲介するカタールやエジプトなどがイスラム組織ハマスに対し、前向きな返答を行うよう働き掛けを強めていると報じた。交渉に詳しい複数の関係者の話として伝えた。
 カタールのムハンマド首相兼外相とエジプト情報機関高官は29日夜、ドーハでハマス指導部と会い、トランプ氏の計画を伝達。その際、ムハンマド氏は提示できる最高の取引だと説明した。さらに、ムハンマド氏はトランプ氏がガザの戦闘終結に真剣だとし、恒久停戦を求めるハマスにとっても大きな保証になると付け加えた。
 これに対し、ハマス側は誠実に同計画を検討すると応じたという。30日にも再びムハンマド氏側とハマスの協議が行われ、ハマスの一部幹部が滞在するトルコからも情報機関高官が参加した。
 AFP通信によると、パレスチナ筋はハマス側の回答の見通しについて、「その複雑さゆえに数日を要する可能性がある」と語った。 

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