米中首脳会談に「前向き」=トランプ氏、訪日後に韓国で―財務長官 2025年10月15日 22時32分
【ワシントン時事】ベセント米財務長官は15日、CNBCテレビに対し、米中首脳会談について「私が知る限りトランプ大統領は前向きだ」と明らかにした。トランプ氏は中国によるレアアース(希土類)の輸出規制強化に反発し、「会談する理由はない」と中止を示唆していた。
トランプ氏は韓国で31日に始まるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせ、習近平中国国家主席と対面会談を実施する意向を示していた。ベセント氏は「米中両国の関係は良好だ」と強調。トランプ氏がマレーシアで開催される東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議に出席した後に訪日し、続いてAPECのため韓国を訪れると語った。
ベセント氏は中国の輸出規制強化について「デカップリング(分断)の兆候だ」と強調。ただ、「中国との対立を激化させたくない」と述べ、両国の実務レベルで意思疎通を進めていると明かした。