国防戦略草案に懸念表明=米軍首脳、対中より国内問題優先で―報道 2025年10月01日 14時13分

ケイン米統合参謀本部議長=9月30日、南部バージニア州クアンティコ(ロイター時事)
ケイン米統合参謀本部議長=9月30日、南部バージニア州クアンティコ(ロイター時事)

 【ワシントン時事】9月30日付の米紙ワシントン・ポストは、トランプ政権が策定中の「国家防衛戦略」の草案に関し、米軍首脳が深刻な懸念を表明したと報じた。中国抑止を重視するこれまでの路線を変更し、不法移民や麻薬流入など国内問題を優先しているためだという。
 報道によると、懸念を表明したのは制服組トップのケイン統合参謀本部議長を含む複数の米軍最高幹部。ケイン氏はヘグセス国防長官やコルビー国防次官(政策担当)に「非常に率直に意見を述べた」とされる。 

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