「自主国防」を強調=国軍の日で演説、北朝鮮に触れず―韓国大統領 2025年10月01日 15時21分

【ソウル時事】韓国の李在明大統領は1日、陸海空軍本部が集まる中西部・忠清南道の鶏龍台で開かれた「国軍の日」記念式典で演説し、「強力な自主国防の道を進まなければならない」と強調した。北朝鮮に関する直接的な発言はなく、刺激することを避けたとみられる。
李氏は「平和と繁栄のためには誰にも依存せず、自ら力を養わなければならない」と訴えた。在韓米軍からの戦時作戦統制権の移譲に関し、実現に意欲を見せ、「韓国が韓米連合防衛態勢を主導していく」と述べた。
李氏は演説で2026年度国防予算について、25年度当初予算比8.2%増の66兆3000億ウォン(約6兆9600億円)に増やすと表明。先端技術への投資などに重点を置くという。