正恩氏、軍事力で米韓に対抗=北朝鮮で兵器展示会 2025年10月05日 15時34分

【ソウル時事】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は4日、平壌で始まった兵器展示会「国防発展2025」の開幕式で演説し、米韓が「われわれの安全に現実的で深刻な脅威をもたらしている」と述べた上で、軍事力を強化し対抗する方針を示した。朝鮮中央通信が5日伝えた。
正恩氏は、米国が「危険な軍事力の増強を続ければ、われわれは新たな脅威を除去することになる」と主張。さらに「韓国の領土が安全になり得るかどうかは、彼ら自身が判断することだ」とけん制した。
公開された写真によると、展示会では大陸間弾道ミサイル(ICBM)や無人機などが披露された。北朝鮮は党創建80年となる10日に合わせ、軍事パレードを準備しているとみられている。