知事公邸放火の男に禁錮刑=殺人未遂などの罪で―米東部 2025年10月15日 08時27分

【ニューヨーク時事】米東部ペンシルベニア州で4月に知事公邸が放火された事件で、殺人未遂やテロなどの罪に問われたコーディー・バルマー被告に対し、地元裁判所は14日、最長禁錮50年の刑を言い渡した。バルマー被告は罪を認め、司法取引に基づき事前に量刑に同意していた。
検察によると、被告は4月13日未明、同州のシャピロ知事の公邸に火炎瓶を投げ込んで火災を発生させた。事件当時、公邸内にはシャピロ氏と妻や子供、宿泊客など計22人がいたが、無事だった。
被告は動機として「イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザでの軍事行動」を挙げた。ガザ情勢を巡り、ユダヤ人のシャピロ氏の姿勢に不満があったとみられる。