イスラエル、ハマスが和平案交渉=ガザ戦闘2年、終結へ重大局面―トランプ氏圧力、予断許さず 2025年10月07日 00時14分

【カイロ時事】パレスチナ自治区ガザでのイスラエルとイスラム組織ハマスの衝突開始から7日で2年となる。アラブメディアによると、トランプ米大統領が示したガザの戦闘終結に向けた和平案に関し、イスラエルとハマスは6日、交渉を開始した。重大な局面を迎えたが、双方の隔たりが埋まるかは見通せず、予断を許さない状況だ。
交渉は仲介国エジプト東部のシャルムエルシェイクで間接交渉の形式で実施。イスラエルのネタニヤフ首相は先に和平案への支持を表明し、ハマスは3日、同案の20項目のうち、「人質全員の解放」に同意している。交渉は人質解放の詳細が中心になるとみられるが、難航も予想される。