学校倒壊、死者60人に=捜索活動終了へ―インドネシア 2025年10月06日 18時03分

【ジャカルタ時事】インドネシア・東ジャワ州スラバヤ近郊のイスラム系寄宿学校で建物が倒壊した事故で、国家災害対策庁は6日、同日午後(日本時間同)時点で確認された死者が少なくとも60人となったと発表した。依然としてがれきの中に数人が取り残されているとみている。
捜索活動は同日中にも終了する見通し。現地メディアによると、被害者の多くは10代の生徒。当局は、生徒や遺族の精神的ケアに当たっている。
事故は9月29日に発生。生徒が礼拝のために集まっていたところ、建物が突如倒壊した。上層階で行われていた増築工事により、建物が重さに耐えられなくなったとみられる。
現地メディアは、増築が無許可で行われていた可能性があると伝えている。政府もイスラム系寄宿学校では正式な手続きを経ずに建物が建築されることがあると認識しており、プラボウォ大統領は5日、各地の学校を調査し、安全性を確認するよう指示した。