米上院、つなぎ予算案5度目否決=政府機関閉鎖続く 2025年10月07日 09時09分

【ワシントン時事】米上院は6日、与党共和党主導のつなぎ予算案を否決した。予算案否決は5度目。今月1日から2026会計年度(25年10月~26年9月)入りしたものの、与野党の対立激化で予算成立のめどは全く立たず、約7年ぶりの政府機関の一部閉鎖は終わりが見えない状況が続いている。
焦点は、医療関連予算の扱いだ。野党民主党は医療保険制度(オバマケア)への補助金延長などをつなぎ予算案に盛り込むよう要求。これに対し、与党共和党は前年度並みの支出水準を維持する予算案を通してから、医療に関して協議することを主張する。予算案は先月下院で可決された。
トランプ大統領は6日、つなぎ予算案が上院を通過できなかったことを受け、「民主党と、彼らの失敗した医療政策などに関して喜んで協力する」と強調。ただ、「まずは民主党が政府再開を認めなければならない」と訴えた。