米追加関税の撤廃要請=トランプ氏と電話会談―ブラジル大統領 2025年10月07日 08時31分

ブラジルのルラ大統領(左、9月7日)とトランプ米大統領(2019年8月26日)(AFP時事)
ブラジルのルラ大統領(左、9月7日)とトランプ米大統領(2019年8月26日)(AFP時事)

 【サンパウロ、ワシントン時事】ブラジルのルラ大統領とトランプ米大統領が6日に電話会談した。ルラ氏は米国がブラジルに課した50%の関税のうち、相互関税の一律分を除く追加関税40%の撤廃を要請したと発表。トランプ氏はSNSに「そう遠くない将来にブラジルと米国両方で会う」と投稿し、対面での首脳会談を視野に協議を続ける意向を表明した。
 ブラジル大統領府の発表によれば、トランプ氏側から電話があり、30分間に及んだ会談は「友好的な雰囲気」だった。追加関税の撤廃を求めた理由として、米国が対ブラジル貿易で黒字を計上している点を挙げた。トランプ氏はルビオ国務長官を米側の交渉担当に充てる方針で、首脳・閣僚レベルの対話で両国関係が正常化に向かうのか注目される。 

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