米大統領、週末にも中東訪問へ=ガザ和平案妥結「非常に近い」 2025年10月09日 05時04分

【ワシントン、カイロ時事】トランプ米大統領は8日、パレスチナ自治区ガザの和平案を巡るイスラエルとイスラム組織ハマスの間接交渉の妥結が「非常に近い」と述べ、週末にも中東を訪問する可能性があると明らかにした。ホワイトハウスで記者団に語った。交渉を仲介するエジプトのシシ大統領は同日、妥結した場合の調印式へのトランプ氏の出席を要請した。
トランプ氏は「ハマスとの最終交渉が順調に進んでいるようだ」と指摘。「恐らく12日に出発するだろう。11日かもしれない」と述べ、エジプト訪問を調整していると説明した。ガザを訪れる可能性も示唆した。
トランプ氏は8日、ホワイトハウスでの会合に出席。AFP通信によれば、途中参加したルビオ国務長官がトランプ氏に手渡したメモには「一番先に合意を発表できるよう、(SNSへの)投稿の承認が早期に必要だ」と記されていた。
6日からエジプト東部シャルムエルシェイクで始まった間接交渉は8日で3日目となり、米国のウィトコフ中東担当特使やトランプ氏の娘婿クシュナー氏、カタールのムハンマド首相兼外相が協議に参加。交渉が加速した。