米上院、つなぎ予算案6度目否決=政府閉鎖、2週目突入 2025年10月09日 07時35分

【ワシントン時事】米上院は8日、与党共和党主導のつなぎ予算案を否決した。医療関連予算を巡る与野党対立の激化を受け、予算案が否決されたのは6度目。今月1日から2026会計年度(25年10月~26年9月)入りしたものの、予算成立のめどが立たず、政府機関の一部閉鎖は2週目に突入した。
下院は先月、つなぎ予算案を可決している。ただ、予算案が上院を通過するには野党民主党の協力が必要となる。民主党は、予算案に医療保険制度(オバマケア)への補助金延長を盛り込むよう主張。同党下院トップのジェフリーズ院内総務は8日の記者会見で「われわれの立場は補助の恒久的な延長だ」と強調した。
これに対し共和党は「政府が閉鎖されている間は(民主党と)交渉しない」(下院幹部)と、まずはつなぎ予算の成立を要求している。