イスラエル、ガザ和平案承認=合意後もハマスと戦闘 2025年10月10日 07時54分

9日、エルサレムで閣議に臨むイスラエルのネタニヤフ首相(奥中央)(同国政府提供・時事)
9日、エルサレムで閣議に臨むイスラエルのネタニヤフ首相(奥中央)(同国政府提供・時事)

 【カイロ時事】イスラエル首相府は10日未明、パレスチナ自治区ガザを巡る和平案の第1段階に関するイスラム組織ハマスとの合意を承認したと発表した。イスラエル当局者は米CNNテレビに、承認後即時停戦が発効すると述べた。政府報道官によると、発効後72時間以内に、ハマスが拘束する人質が解放される。ただ、9日にイスラエルとハマスが合意した後も、ガザでは戦闘が続いた。
 合意を承認するための閣議は当初9日午後6時(日本時間10日午前0時)に始まる予定だったが、4時間以上遅れた。首相府は、閣議後の声明で「人質全員を解放するための枠組みを承認した」と説明。閣議には、イスラエルとハマスの間接交渉に参加した米国のウィトコフ中東担当特使とトランプ大統領の娘婿クシュナー氏も出席した。 

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