高市氏の積極財政に懸念=米有力エコノミストのポーゼン氏 2025年10月10日 09時45分

【ワシントン時事】米有力シンクタンク、ピーターソン国際経済研究所(PIIE)のアダム・ポーゼン所長は9日、一部記者団に対し、自民党の高市早苗総裁が首相に就任すれば、積極的な財政政策を推進し、いずれ市場の動揺を招く恐れがあるとして懸念を表明した。
英国では2022年、トラス首相(当時)が大規模減税を打ち出して通貨ポンド急落などに見舞われた。ポーゼン氏はこの出来事を引き合いに、「自民党主導の連立政権がトラス・モーメント(トラスの瞬間)を防げるとは思えない」と指摘。高市氏が積極的な財政政策を取ることに警戒感をあらわにした。