正恩氏、党創建80年で演説=核開発を正当化―北朝鮮 2025年10月10日 10時48分

【ソウル時事】北朝鮮の朝鮮中央通信は10日、朝鮮労働党創建80年を祝う大会が9日、平壌で開かれたと伝えた。金正恩総書記が演説で「(北朝鮮が)米国による核戦争の脅威に対抗するため経済建設と核武力建設を並行して進める戦略的路線を取ってきた」と述べ、核開発を正当化した。
正恩氏は「外部からの圧力と侵略の脅威が増す中で政権を維持してきただけでも奇跡だ」と主張。「敵国の圧力に超強硬に対応している」と強調した。
大会では5年ぶりとなるマスゲーム公演も行われ、中国の李強首相とベトナム最高指導者のトー・ラム共産党書記長、ロシア政権与党「統一ロシア」党首のメドベージェフ前大統領らが観覧した。軍事パレードについては報道されておらず、10日夜に実施される可能性がある。