NY州司法長官を起訴=トランプ氏政敵への報復続く 2025年10月10日 11時01分

米東部ニューヨーク州のジェームズ司法長官=2024年2月、ニューヨーク(AFP時事)
米東部ニューヨーク州のジェームズ司法長官=2024年2月、ニューヨーク(AFP時事)

 【ワシントン時事】米南部バージニア州の連邦大陪審は9日、住宅ローンを不正受給したとして、銀行に対する詐欺などの罪で東部ニューヨーク州のジェームズ司法長官を起訴した。ジェームズ氏は2022年、当時私人だったトランプ大統領について、不動産価値を偽り不当な利益を得ていたとして民事提訴。トランプ氏は2期目政権を発足させた後、ジェームズ氏を刑事訴追するよう求めていた。
 米メディアによると、ジェームズ氏はバージニア州の物件購入に当たり、投資目的だったにもかかわらず住居だと偽り、有利な条件で融資を受けたとされる。ジェームズ氏は起訴後にSNSに投稿した動画で、「政治的報復」だと主張し罪状を否定した。 

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