中国、米クアルコムを調査=独禁法違反、半導体で圧力 2025年10月10日 20時01分

中国国際サービス貿易交易会に出展した米クアルコムのロゴ=2023年9月、北京(AFP時事)
中国国際サービス貿易交易会に出展した米クアルコムのロゴ=2023年9月、北京(AFP時事)

 【北京時事】中国国家市場監督管理総局は10日、独占禁止法違反の疑いで、米半導体大手クアルコムに対する調査を始めたと発表した。今月末にも開催される見通しの米中首脳会談を前に、米国への圧力を一段と強めた。
 市場監督管理総局によると、クアルコムがイスラエルの半導体関連企業を買収する手続きに違反の疑いが見つかった。中国政府は同日、寄港する米国船から「特別料金」を徴収するとも発表。9日には、レアアース(希土類)の輸出規制強化を決めている。 

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