トランプ氏の意向影響せず=「ノーベルの遺志と業績」で決定―委員会 2025年10月10日 21時13分

【ロンドン時事】ノルウェーのノーベル賞委員会のフリードネス委員長は10日、トランプ米大統領が受賞に強い意欲を見せていたことに関し、「(賞を創設した)ノーベルの遺志と(対象者の)業績のみに基づいて決定する」と述べ、選考への影響はなかったと語った。オスロで受賞者発表後に記者会見した。
フリードネス氏は委員会が毎年、世界平和を願って受賞者を推薦する「何千通もの手紙を受け取る」と説明。歴代受賞者の肖像画が飾られた「勇気と誠実さで満たされた部屋」で、人類に最大の貢献をした人物が受賞するというノーベルの遺志に沿って選定すると強調した。