北朝鮮が軍事パレード=中ロと結束誇示、新型ICBM登場 2025年10月11日 07時28分

10日、平壌の金日成広場で行われた北朝鮮の朝鮮労働党創建80年の軍事パレードに出席した金正恩総書記(右から3人目)ら(朝鮮通信・時事)
10日、平壌の金日成広場で行われた北朝鮮の朝鮮労働党創建80年の軍事パレードに出席した金正恩総書記(右から3人目)ら(朝鮮通信・時事)

 【ソウル時事】朝鮮中央通信は11日、北朝鮮が朝鮮労働党創建80年を記念して10日に平壌の金日成広場で大規模な軍事パレードを実施したと伝えた。新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星20」や極超音速ミサイル、無人機などの最新兵器が登場。中国の李強首相やロシアのメドベージェフ前大統領らが金正恩総書記と共に観覧し、中ロ朝の結束を誇示した。
 正恩氏は演説で、米国との対抗を念頭に「覇権に反対する」と主張した。「わが軍は無敵の存在として進化され続けるべきだ」と語り、軍事力を強化していくと強調した。ただ、核兵器や米国への直接の言及はなかった。正恩氏は9月、トランプ米政権が北朝鮮の非核化を採り上げなければ対話に応じる方針を示しており、言及を控えた可能性がある。 

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10日、平壌の金日成広場で、北朝鮮の朝鮮労働党創建80年の軍事パレードに登場した新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星20」(朝鮮通信・時事)
10日、平壌の金日成広場で、北朝鮮の朝鮮労働党創建80年の軍事パレードに登場した新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星20」(朝鮮通信・時事)

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