ガザ人質、13日解放=生存20人を同時引き渡しへ―イスラエル 2025年10月12日 07時50分

11日、イスラエル中部テルアビブで、人質解放を訴える集会に参加する米国のウィトコフ中東担当特使(中央)と、トランプ大統領の娘婿クシュナー氏(左)、長女イバンカ氏(AFP時事)
11日、イスラエル中部テルアビブで、人質解放を訴える集会に参加する米国のウィトコフ中東担当特使(中央)と、トランプ大統領の娘婿クシュナー氏(左)、長女イバンカ氏(AFP時事)

 【エルサレム時事】イスラエル政府報道官は12日、パレスチナ自治区ガザで拘束されている生存中の人質20人が13日早朝に解放されると語った。イスラム組織ハマスのハムダン幹部もAFP通信に「合意通り13日朝から開始する予定だ」と述べた。
 ガザには遺体を含め人質48人が残されている。同報道官は、このうち生存している20人が同時に解放され、赤十字国際委員会へ引き渡されると明らかにした。ただ、遺体については所在特定が難航しているとされ、ハマスが期限内に引き渡しを完了できるか不透明感が漂っている。
 合意ではイスラエル軍がガザ内の撤退ラインまで引いた後、72時間以内にハマスが人質全員を解放すると決められており、13日正午(日本時間同日午後6時)ごろが期限とされる。 

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