ソウルで日韓交流おまつり=関係改善で盛況、各地の魅力PR 2025年10月12日 17時56分

12日、ソウルで開催された「日韓交流おまつり」であいさつする水嶋光一駐韓大使
12日、ソウルで開催された「日韓交流おまつり」であいさつする水嶋光一駐韓大使

 【ソウル時事】日本と韓国の文化交流イベント「日韓交流おまつり」が12日、ソウルで開かれた。今年は日韓国交正常化から60年の節目。両国関係は改善基調に乗っており、日本文化を体験する家族連れや旅行先を吟味する人でにぎわった。主催者側によると、約6万7000人が訪れた。
 「おまつり」は2005年に始まり、今回で21回目。水嶋光一駐韓大使は「これまで以上におまつりが参加者の相互理解を後押しし、両国関係の発展に寄与することを願う」と祝辞を述べた。
 会場には観光地や特産品を紹介する日本側の自治体のブースが設けられ、宮城県は日本酒の試飲を行った。会社員のヤン・スンウォンさん(36)は「ずっと飲んでいたい味だ」と満足した様子。「宮城には行ったことがなく、友人と行ってみたい」と関心を示していた。
 長崎県は、カステラや波佐見焼などを販売。同県ソウル事務所の朝長浩志所長は「長崎にはキリスト教の歴史があり、韓国から訪れる方も多い」と語り、県独自の魅力をアピールしていた。 

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12日、ソウルで開催された「日韓交流おまつり」の宮城県ブースで日本酒を試飲する参加者
12日、ソウルで開催された「日韓交流おまつり」の宮城県ブースで日本酒を試飲する参加者
12日、ソウルで開催された「日韓交流おまつり」で、カステラや波佐見焼を販売する長崎県ブース
12日、ソウルで開催された「日韓交流おまつり」で、カステラや波佐見焼を販売する長崎県ブース

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