実質賃金、4カ月連続マイナス=1.8%減、物価高騰響く―4月 2025年06月05日 08時36分

東京の新橋駅で電車に乗り込む通勤客ら(資料・AFP時事)
東京の新橋駅で電車に乗り込む通勤客ら(資料・AFP時事)

 厚生労働省が5日発表した4月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上)によると、現金給与総額(名目賃金)から物価変動の影響を差し引いた実質賃金は前年同月比1.8%減少した。マイナスは4カ月連続。コメをはじめとした食料品の価格が高騰する中、賃上げが物価上昇に追い付いていない状況が続いている。
 基本給や残業代を合わせた名目賃金は2.3%増の30万2453円と、40カ月連続のプラス。一方、消費者物価指数(持ち家の帰属家賃を除く総合)は4.1%上昇となり、名目賃金の伸びを上回った。 

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