手取り増の政策実現を=国民民主党・玉木代表インタビュー【25参院選】 2025年07月01日 19時16分

インタビューに答える国民民主党の玉木雄一郎代表=1日午後、国会内
インタビューに答える国民民主党の玉木雄一郎代表=1日午後、国会内

 国民民主党の玉木雄一郎代表は参院選を前にインタビューに応じ、国民の手取りを増やす政策実現に意欲を示した。改選16議席の獲得を目指す考えも強調した。
 ―参院選の位置付け、目標は。
 手取りを増やす夏にする。16議席(の獲得が目標だ)。(非改選を含めて)21議席になれば、予算を伴う法案を単独で出すことができる。
 10年後をめどに国内総生産(GDP)1000兆円を達成する。国民民主の「新3本の矢」と言っていいかもしれないが、「(年収の)壁」を引き上げて労働供給制約を解消し、投資を促進し、教育・科学技術予算を10兆円規模にする。
 ―争点は。
 物価高騰対策だ。所得を増やすことで対応しようと正面から掲げているのは国民民主だけだ。
 ―石破政権の評価は。
 昨年12月に(自民、公明両党と)約束した(所得税課税最低ラインの)178万円を目指した引き上げ、ガソリン税の暫定税率廃止が果たされていない。もろ手を挙げて評価できる状況にない。
 ―参院選後の他党との連携は。
 政策本位でやっていく。誰と組むかより、何を成し遂げるかだ。政策ごとに判断していくことになると思う。
 ―他の野党との選挙協力は。
 基本的には国民民主を大きくしていく。ただ、一部の1人区などでは他党や連合を入れた(選挙協力の)積み重ねがある。地域ごとの経緯や歴史は最大限尊重していく。
 ―参院選後も与党と政策協議は続けるか。
 (石破政権が)続くかどうかも分からないのでコメントは控えたい。政策を実現するために、協力してもらえるところとは協力するし、協力してもらえないところとは協力しない。
 ―首相を目指す考えに変わりはないか。
 変わらない。時代の要請、政局のありようの中で決まっていくので、時期やなり方について、今の時点で言及すべきではない。
 ―報道各社の調査で政党支持率が下落している。
 全国比例の候補者擁立を巡る混乱が一定の影響を与えている。原点回帰で手取りを増やす政策をしっかり訴えていきたい。 

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