雇調金不正で社長辞任=旅工房 2025年09月01日 20時54分

 雇用調整助成金の不正受給の疑いが浮上していた旅行会社の旅工房は1日、岩田静絵社長が同日付で引責辞任したと発表した。弁護士らで構成する特別調査委員会が不正受給を認定したことを受けた措置。後任の社長には暫定的に朝居宏文取締役が就くが、25日に開く定時株主総会をもって退任。外部から新たな社長を招く。
 特別調査委は報告書で、コロナ禍の際の雇調金の不正受給のほか、不適切なソフトウエア資産の計上も指摘。同社によると、岩田、朝居両氏は問題発生時にコーポレート部門に在籍、問題を認識しながら適切に対応しなかった。 

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