外国企業は移民法尊重を=トランプ氏、現代自問題受け 2025年09月08日 10時35分

【ワシントン時事】トランプ米大統領は7日、南部ジョージア州の韓国・現代自動車の工場で475人が拘束された問題を受け、「米国に投資する全ての外国企業に、米国の移民に関する法令を尊重するよう求める」と表明した。米国に投資する日本企業にも影響がありそうだ。
現代自が建設中の電気自動車(EV)用電池工場で4日、移民当局の大規模な取り締まりが行われた。拘束者のうち、300人以上が韓国人だった。当局は不法な滞在や就労があったと説明している。
トランプ氏はSNSへの投稿で「あなた方の投資は歓迎だ。優れた技能を持つ優秀な人材を合法的に連れてきて、世界水準の製品を造ることを奨励する」と強調。その上で「われわれは法が許す限り迅速にそれを実現できるようにする。見返りに、米国人労働者の雇用・育成をお願いする」と主張した。
韓国メディアによると、韓国政府は拘束された韓国人について、釈放・帰国で米政府と合意した。週内にもチャーター機で希望者を帰国させる意向だという。