NY株続伸、一時1000ドル超高=4万ドル回復、市場に安心感 2025年04月23日 22時56分

 【ニューヨーク時事】23日のニューヨーク株式相場は、トランプ米大統領がパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長を解任しないと明言したことで安心感が広がり、大幅続伸して始まった。優良株で構成するダウ工業株30種平均の前日比の上げ幅は一時1000ドルを超え、節目の4万ドルを回復した。午前9時45分現在は前日終値比961.19ドル高の4万0148.17ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数は631.32ポイント高の1万6931.74。
 トランプ氏は22日、ホワイトハウスで記者団に対し、パウエルFRB議長を「解任するつもりはない」と言明。中国との貿易交渉については「強硬姿勢は取らないだろう」と述べ、前向きに応じる考えを改めて示した。これを受け、FRBの独立性や米関税政策を巡る投資家の警戒感が和らぎ、ハイテク株など幅広い銘柄に買いが膨らんだ。 

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