【ワシントン時事】米ホワイトハウスのハセット国家経済会議（ＮＥＣ）委員長は５日、記者団に対し、雇用統計で非農業部門就業者数の増加がここ数カ月、低い水準で推移していることに関し「期待外れだ」との見方を示した。その上で、連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）が大幅利下げを検討すると予想した。
この日発表された８月の米雇用統計では、非農業部門の就業者数は前月比２万２０００人増にとどまり、市場予想を大きく下回った。雇用情勢の減速が鮮明となる中、トランプ大統領はＳＮＳで、パウエルＦＲＢ議長の利下げ判断が「いつものように遅過ぎる」と批判。労働市場鈍化の責任をパウエル氏に転嫁した。
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