〔東京株式〕堅調=押し目買い意欲強く(2日後場中盤) 2025年10月02日 14時14分
(14時01分)日経平均株価は再び上げ幅を広げ、4万5000円台を回復するなど、堅調。プライム市場の値上がり銘柄の比率は4割を超え、東証株価指数(TOPIX)も小幅ながらプラスに転じた。新規材料は見当たらないが、「相変わらず押し目買い意欲は強く、現物に底堅さが見られたことで、先物にも買いが入ってきた」(中堅証券)という。ただ、「ソフトバンクG〈9984〉、東エレク〈8035〉、アドバンテス〈6857〉の3銘柄だけで日経平均の動きをほぼ説明できる状況も変わっておらず、全体としては調整局面が続いているのだろう」(同)とされる。
(後場寄り)後場の日経平均株価は前日比187円92銭高の4万4738円77銭で始まった。売り買いともに新規材料は乏しく、4万4700円近辺でのもみ合い状態が続いている。
(前引け)【プライム】日経平均株価の午前の終値は前日比125円11銭高の4万4675円96銭と反発。米国の金利低下を背景に半導体や人工知能(AI)関連の銘柄の一角に買いが入って、日経平均を支えた。ただ、全体的には国内機関投資家による益出しの売りなどに押される銘柄が多く、東証株価指数(TOPIX)は22.42ポイント安の3072.32と下落した。
22%の銘柄が値上がりし、75%が値下がりした。出来高は12億3875万株、売買代金は2兆6928億円。
業種別株価指数(33業種)は医薬品、非鉄金属などが上昇した。電気・ガス業、サービス業、その他製品、陸運業などは下落。
【スタンダード】スタンダードTOP20は小幅高。出来高2億9435万株。
【グロース】グロース250とグロースCoreは続落。
(10時20分)日経平均株価は寄り後に上げ幅が500円を超え、4万5000円台に乗る場面があったが、その後、伸び悩んでいる。東証株価指数(TOPIX)は一時3100ポイントを上回ったが、その後、再び割り込んだ。プラス圏で推移する日経平均も「ソフトバンクGなど半導体・人工知能(AI)関連銘柄の一角だけで支えており、TOPIXが実態を表している」(国内証券)という。「国内機関投資家が下期入りして売りで始めているほか、年金のリバランスが続いているようだ」(同)とされ、プライム銘柄の65%が下落。内需業種が総じて弱いほか、自動車株なども総じて安い。
(寄り付き)前場の日経平均株価は前日比185円18銭高の4万4736円03銭と上昇して始まった。前日の米国株の上昇を受けて買いが先行している。