スロバキア首相銃撃、重体=腹部命中か、男を拘束 2024年05月15日 22時41分
【ベルリン時事】スロバキア中部ハンドロバで15日、フィツォ首相が銃撃され、病院に搬送された。ロイター通信によると、現地メディアは腹部を撃たれて負傷したと伝えた。搬送時に意識はあったものの、容体は危ういという。発砲したとみられる男はその場で取り押さえられた。政府は暗殺が試みられたとの見方を示した。
ハンドロバで行われた閣議後、集まっていた市民の前で銃撃された。数発発砲があり、腹部に命中したという。頭部を負傷したとの目撃情報もある。
フィツォ氏側近は、同氏のフェイスブックを通じて「生命の危機にある。あと数時間がヤマだ」と明らかにした。ヘリコプターで近くの地方病院に緊急搬送したという。現場から100キロ以上離れている首都ブラチスラバまでの搬送は、「緊急措置が必要」との観点から断念したと説明した。