台湾総統就任式に代表団派遣=元高官らで構成、「慣例」強調―米 2024年05月15日 23時06分
【ワシントン時事】米政府高官は15日までに、記者団に対し、台湾で20日に行われる頼清徳・新総統の就任式に、元政府高官らから成る非公式代表団を派遣すると明らかにした。今週末に台湾入りし、就任式に出席するほか、台湾指導者らと会談する。
代表団はアーミテージ元国務副長官のほか、バイデン政権で国家経済会議(NEC)委員長を務めたブライアン・ディーズ氏らで構成。米国の対台湾窓口機関、米国在台協会(AIT)トップのローゼンバーガー理事長も同行する。
米国は過去の就任式にも代表団を派遣しており、米高官は「長く続く慣例だ」と説明。中国が軍事行動などで対抗しないようけん制した。歴代米政権が堅持してきた「一つの中国」政策に変わりはないとも強調した。