バイデン米大統領、聴取の録音公開拒否=機密持ち出し、共和反発 2024年05月17日 07時09分
【ワシントン時事】バイデン米大統領が副大統領当時の機密文書を私邸などに保管していた問題で、同氏は16日、下院多数派の共和党が求めていた事情聴取時の録音テープ公開を拒否した。米メディアが報じた。検察の聴取はバイデン氏の記憶力の乏しさに触れており、11月の大統領選を前に、バイデン氏の高齢不安を再び想起させることを懸念したとみられる。
シスケル大統領法律顧問は同党に宛てた書簡で、「(録音が)切り刻まれ、ねじ曲げられ、政治的目的のために利用されかねない」と非開示の理由を説明。ガーランド司法長官も記者団に「将来の捜査能力を毀損(きそん)する」と語った。