公営交通、50円均一に=物価対策で半年実験―豪北東部 2024年05月28日 16時06分
【シドニー時事】オーストラリア北東部のクイーンズランド州政府はこのほど、物価対策の一環として、州内の主な公営交通の運賃を50豪セント(約50円)均一にする社会実験を行うと発表した。期間は8月5日から半年。結果次第で恒久化も検討する。
対象は公営の鉄道、路面電車、バス、フェリー。例えば州都ブリスベンと郊外のゴールドコーストを結ぶ鉄道の往復運賃は最高29.1豪ドル(約2900円)だが、実験中は1豪ドル(約100円)となる。州民の通勤・通学の負担軽減を主目的としているため、鉄道のうち空港連絡線と一部長距離路線は対象外。