正恩氏、衛星打ち上げ失敗認める=「成功の前提」と主張―北朝鮮 2024年05月29日 10時48分

28日、平壌の国防科学院で演説する金正恩朝鮮労働党総書記(朝鮮通信・時事)
28日、平壌の国防科学院で演説する金正恩朝鮮労働党総書記(朝鮮通信・時事)

 【ソウル時事】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は28日、国防科学院で演説し、27日夜に強行した軍事偵察衛星の打ち上げが失敗したことを認め、「失敗は成功の前提だ」と語った。米国の「挑発」などから「国家の主権と安全を守るために必要だ」と、衛星打ち上げを正当化した。
 朝鮮中央通信が29日報じた。正恩氏は、打ち上げを事前通告するなど、「周辺国の安全に影響がないようにした」と主張。韓国が戦闘機による訓練を実施し対応したことを「座視できない危険な挑発行為」だと非難し、「断固たる行動で自衛権行使を確実にしなければならない」と強調した。 

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