有罪か無罪か、最終弁論で応酬=トランプ氏裁判、陪審が評議入り―NY州地裁 2024年05月30日 00時50分

28日、米ニューヨーク州地裁に出廷したトランプ前大統領(AFP時事)
28日、米ニューヨーク州地裁に出廷したトランプ前大統領(AFP時事)

 【ニューヨーク時事】米大統領経験者が史上初めて刑事責任を問われたトランプ前大統領による不倫口止め料記録改ざん事件の公判が28日、ニューヨーク州地裁で結審した。同日の最終弁論では、無罪を主張する弁護側と有罪を求める検察が激しい応酬を繰り広げた。
 弁護側は約3時間、立証責任を負う検察は約5時間に及ぶ最終弁論で、評決を下す陪審に最後の説得を試みた。約1カ月半にわたった公判は29日、陪審が有罪か無罪かを協議する評議に入った。
 陪審はマンハッタンに在住する男性7人、女性5人の市民から成り、有罪、無罪いずれの評決も全会一致が必要。評議で最後まで意見がまとまらなければ審理無効となり、裁判のやり直しを要請するかどうか検察が判断する。ニューヨーク市は民主党支持者が多く、トランプ氏陣営は審理無効が最良の結果だと考えていると、CNNテレビは伝えている。 

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